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産後に起こる頭痛の原因は?
出産も無事に乗り越えてひと安心、赤ちゃんと穏やかに過ごせると思ったのもつかの間…様々な身体のトラブルに悩まされるママさんも多いようです。
その様々な身体のトラブルの中で頭痛に悩まされるママさんは少なくないそうです。
もともと頭痛持ちでなかったママさんや、妊娠中は改善されたのに出産後また頭痛が出てくるママさんなど当院にも多く来院されます。
産後の頭痛には種類があるの?
産後に起こる頭痛には、いくつか種類があってその原因や症状もいろいろ。
その中で大きく分けて「一次性頭痛」と「二次性頭痛」になります。
一次性頭痛には「偏頭痛(片頭痛)」「群発頭痛」「緊張型頭痛」の3種類があり、はっきりと原因が分からない頭痛です。
そして二次性頭痛とは、何らかの病気など原因がはっきりしている頭痛のことです。
その原因や状態によっては生命にかかわるほど危険性が高いケースもあるようですが、原因が分かってきちんと治療をすれば頭痛も軽減したり痛みもなくなったりすることもあるそうです。
産後の頭痛には原因があるの?
上記のようにひと言で頭痛と言っても色々と種類があり原因も様々ですが、その中で産後に起こる頭痛の原因として考えられるものとはなんでしょう。
睡眠不足や疲労による原因
赤ちゃんのお世話はいろいろと大変で24時間と言っていいほど手がかかり、夜泣きなど睡眠時間が十分にとれないママさんもおおいのでは?
赤ちゃんのお世話は毎日続くもの、寝不足により疲労が溜まり体調不良を起こしやすく頭痛が出やすくなります。
また、家事による疲れや慣れない育児に不安や悩みで精神的に疲れてしまって、ストレスが頭痛を引き起こす場合もあります。
授乳による水分不足や貧血による原因
母乳育児のママさんも多いと思いますが、その母乳育児が原因で水分不足になるママさんもいらっしゃるみたいです。どうしても自分の事は後回しにしがちですよね。
でも適度な水分補給を怠ると体内の水分が不足し、代謝や血流が悪くなりそれらが頭痛を引き起こす原因になる恐れがあります。
暑い夏場だけでなく寒い冬でも適度に水分補給をしましょう。
また、授乳は水分だけなくママの鉄分まで赤ちゃんに摂られてしまいます。
出産時に大量の出血もするので特に産後は貧血になりやすく、頭痛やめまいを起こしやすくなります。
骨盤の開きや骨盤の歪みによる原因
妊娠中の骨盤の開きや、産後赤ちゃんのお世話や家事による骨盤の歪みが原因で上半身や頚椎にまで影響し、血流が悪くなり肩こりから偏頭痛などを引き起こしたりします。
産後の頭痛はどうしたらいい?
1)温める
後頭部から首筋にかけて頭全体にしめつけられるような痛みが起きた場合は、血流を良くすると改善できたりしますので、首や肩に温めたタオルなどをのせたりして温めると良いでしょう。
2)冷やす
こみかめや目の周辺がズキズキ痛うような偏頭痛の場合は、首の後ろを濡れたタオルなどで冷やすことにより、血管の収縮を促せ痛みを和らげる効果があります。
また、長時間の入浴は避けて、身体を必要以上に温め過ぎないようにしましょう。
3)軽く体を動かす
体を軽く動かすことで、血流が良くなります。身体だけでなく気持ちもリフレッシュできたりします。首・肩・腕をゆっくり大きく回いたり、前屈や何かにぶらさがったり簡単なストレッチでも効果はあります。
ただ、産後すぐの無理は禁物なので、あくまで疲れない程度で無理なく体を動かすように心がけましょう。
4)骨盤の開きや歪みを矯正する
骨盤の開きや歪みは、運動によっても矯正できますが、整体やカイロプラクティックのプロにお願いして矯正することもかなり効果的です。
骨盤を矯正すると下半身痩せやお腹のたるみ解消など、美容効果、肩こり解消なども期待できます。