NEWS お知らせ・コラム
体への負担を軽くする疲れにくいカバンの持ち方
カバンは日常生活を送る上で必要不可欠です。
通勤、通学、遊びに行く時など、用途に合わせてカバンを選択していると思います。
リュックサック、ショルダーバッグ、ハンドバッグなど様々ありますが、
どのカバンでも腕や肩が拘束を受けることや、重みがかかることで肩回りに負担がかかってしまいます。
普段から、間違った持ち方をしていると、肩がこりやすくなったり、酷い場合は骨格が歪んでしまうこともあるのです・・・
どのようなカバンが肩こりを起こしやすいのでしょうか?
肩こりを起こしやすいカバンのポイントには、大きく分けて「重さ」と「左右非対称な姿勢」があります。
長時間カバンを持っていると、肩の筋肉の血行不良が起こり、こりや痛みが出やすくなります。
この時に、背負っているかばんが重いと、さらに圧迫が強くなるので、血行不良になりやすいのです。
またショルダーバッグのような片側にかける様なカバンは、バランスを取ろうとして身体を反対側に傾斜します。
このような姿勢が長時間続くと、カバンを持っている側の肩や腕の筋肉ばかりに疲労が起こり、肩こりになってしまいます。
種類別カバンの持ち方
リュック
リュックサックは両肩で背負うカバンで、身体の左右差が生じにくいという点で優れているので一番お勧めです。
しかし、一般に他のカバンよりも容量が大きいために、重くなりがちです。
できれば中の荷物を軽くして背負うようにしましょう。
また、重くなってしまう場合は、「背中に近い方から重いものを入れていく」・「上の方に重いものを入れる」と体への負担を減らすことができます。
リュックサックを背負う場合は、なるべく高い位置で背負った方が肩の痛みを感じにくいことが分かっています。
よって、下の写真のように肩掛けを短くし、かばんを出来るだけ上の方に持ってくるようにしましょう。
目安としては、リュックサックの下端が、おへその高さあたりにくるようにすると良いでしょう。
さらにヒップベルトを巻くと、カバンが体に密着するので、カバンが前後に揺れにくくなり負担が減ります。
ポイントをまとめると
・出来るだけ軽くする
・重い物を入れる際は、背中に近い位置や上の方に入れる
・かばんをできるだけ高い位置で背負う
・ヒップベルトを巻く
ショルダーバッグ
ショルダーバッグは、身体の片側で持つので、身体の筋肉の動きに左右差が出て、姿勢や歩行に影響を与えてしまいます。
バンドがかかっている側の肩が上方に挙がり、左右非対称な姿勢になっている人が多いです。
このような姿勢は、首回りの筋肉が硬くなりやすく、肩こりのような症状が現れることがありますので、長時間同じ肩で持つことは良くありません。
紐は、出来るだけ短めにして体にぴたっとくっつけて持つと疲れにくいです。
また、中身は出来るだけ軽くして、長時間ショルダーバッグを持つ場合は、かける肩を時々入れ替えるようにしましょう。
ハンドバッグ
ハンドバッグを持つ際においても、身体の片側に持つことから、ショルダーバッグと同様に筋肉の動きに左右差がでて、肩こりにつながる可能性があります。
ハンドバックは、カバンの紐が長い程、歩行中に身体の横揺れが大きくなります。
また、ハンドバッグを持つ場合、肩にかける持ち方が最も歩行のアンバランスを防ぐことができます。
これは、より体の重心の近くでバッグを安定して持つことができるからです。
なので、ハンドバッグは紐が調整できる場合は短くして、肩にかけることで、身体を安定させ、肩こりになりにくくする事ができます。
またショルダーバッグと一緒で、かける肩を左右を入れ替えて持つようにすると良いでしょう。
肩にかけて持つ時に「肘を真後ろに向ける」ようにしましょう、すると前に落ちていた肩が開き姿勢が良くなります。
どのようなカバンでも、『紐は短く』『カバンは身体に密着させる』『出来るだけ軽くする』これらを気をつければ負担はぐっと減らすことができます。
また、ベルト(紐)が太いカバンの方が肩への負担が減りオススメです。