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肩がコリやすい人は、手の位置・向きが違う??
自然に直立の姿勢をしたとき、手の位置や手のひらの向きを意識したことはありますか?
ここでは意外と知られていない【肩こりと手の位置・手のひらの向きの関係】についてお話ししていこうと思います。
無意識のうちに手のひらが後ろ向きに?
姿勢がよくなれば肩や背中がこらなくなるというのは、誰もが当たり前のように知っています。
背骨と肩甲骨が正しい場所にあれば、肩こりは起きません。
それなのに背骨には問題がなくても、肩がこっている人がたくさんいるのは、手のひらが後ろ向きになっているからなのです。
手のひらが後ろ向きになっているということは、手の甲が内側に巻いていると言うことになるので、必然的に肘にも内向きの回転がかかり、さらに肩にも内巻きの力が加わります。
物理的に肩が内に巻けば巻くほど、肩甲骨の位置はそれに伴って外側移動してしまい、その結果背中側が張ってしまうのです。
そして、背中側の筋肉が張ると血流が悪くなってしまい、老廃物が蓄積することで肩こりを感じるようになります。
背骨に異常がなくても肩こりが起きるのは肩甲骨が外側に移動して「内巻き肩甲骨」になっているからなのです。
「内巻き肩甲骨」避けるにはどうすればいいのでしょうか?
対策としては、普段から手のひらの向きを前(正面)にして歩くだけです。
手のひらの向きを前(正面)にしていれば内に巻いていた肩が自然に矯正されて行き、内側に入っていた胸部が前方に出てくれて、同時に猫背も改善していきます。
どんなに短い距離でも、歩くときには『手のひらの向きを前(正面)』を心がけましょう。
これだけでも慢性的な肩こりや背中の張りが解消しやすくなるので、通勤中、職場での移動、買い物中、家の中など、常に意識しておきましょう。
手の位置にも注目!!
肩こりの人で、一番多いのが、体のやや前寄りに手がくる人です。
分かりやすく言うと、ズボンの前ポケットの位置です。
このタイプの人は、肩関節が内旋して、肩が内側に丸まっています。
肩が内側に丸まると、頭が前に出てしまいまい、その結果、猫背が進んで首がこりやすくなったり、呼吸が浅くなったりします。
理想は、体の真横(太ももの真横)です。
癖をつけるためにも、ズボンの後ろポケットに触れながら歩いてみると良いですよ。
そうするだけでも、肩が開いて姿勢が良くなります。
手の位置・手のひらの向きが肩こりと関係していることは分かったと思います。
簡単に実践出来ることなので是非やってみて下さい。