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意識するだけで雲泥の差!?妊娠中の骨盤底筋群
こんにちは!!尾頭橋整体院 天白植田院 院長の藤田です。
妊娠中からしっかり意識しておいたほうが良い骨盤底筋群にスポットをあててお話をします。
産後に尿もれなどの症状が出てきて意識をしだす方が多いようですが、実は妊娠中からしっかり意識して使えるようにしておく事がとても大切です。
骨盤底筋群とは?
骨盤底筋群は、ハンモックの様に骨盤の下に付いていて、受け皿のような役割をしてくれている複数の筋肉の総称です。
●赤ちゃんはもちろん、子宮・膀胱・腸などの臓器を支えて、正しい位置にキープする役割
●尿や便を我慢したり、膣を引き締める役割
骨盤底筋群が緩みすぎると出てくるリスク
姿勢が悪かったり・動かないなど使わないと筋肉なのでたるんでいきます。
加えて妊娠すると、赤ちゃん・羊水・胎盤など全部で5Kgくらいになると言われているのですが、それらの重みもプラスされ骨盤底筋群に負荷がかかってしまうのです。
更に、妊娠するとリラキシン(ホルモン)の影響でどうしても骨盤周りの筋肉や靭帯がゆるくなってしまいます。
出産の為には、とても大切なホルモンなのですが、妊娠中や産後などしっかり意識して戻していかないと、緩みきった筋肉がそのままの状態で負荷などがかかると、様々な問題が出てきてしまいます。
一番多いのが、尿もれと言われていますが、尿失禁・便失禁・子宮脱・切迫早産などまだまだ他にも多くの問題が出てしまうこともあるのです。
骨盤底筋群を意識するメリット
●臓器を支えてキープする事ができるので、内臓の位置が下がっておきてしまう「ぽっこりお腹」の軽減や「内臓機能低下」を防いでくれます
●尿や便を我慢したり、膣を締める筋肉でもあるので、緩みや筋力低下での「尿もれ」を防いでくれます
●骨盤を繋ぎ止めるという役割もあるので、「骨盤の歪みや開き」を最小限に抑えてくれます
骨盤底筋群の力の入れ方
意識する前にまず姿勢が正しくないと、力も入れづらいですし意味がありません。
正しい姿勢した上で骨盤底筋群に力を入れてあげて下さい。
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姿勢などは上記のコラムを参考にして下さい!!
骨盤底筋群は、膣を締める・尿を止める時に力を入れる場所です。
分からない人は肛門を締めてあげれば同時に閉まるので分かりやすいと思います。
また、腹式呼吸をしながら吐いた時に締めるとすごく意識しやすいです。
それでも意識しづらい、動かしている位置があっているのか不安な方は、
脚をイスやソファーなどに上げることにより、余分な力が抜けて骨盤底筋群が意識しやすく、分かりやすくなるのでやってみてください。
感覚的には、膣の筋肉・尿や便を我慢する時の筋肉をキュっと上に引き上げる・すくい上げるような感覚になります。
強い力で踏ん張るように力を入れる筋肉ではないので、周りの人が見ても力を入れてるように見えないインナーマッスルです。
普段から意識して力を入れれる様にしておきましょう。