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腰痛の時のコルセットの使い方間違って無いですか??
こんにちは!!名古屋市天白区の植田一本松にある、尾頭橋整体院 天白植田院 院長の藤田です。
腰痛やヘルニアになった時に、コルセットを使っている、または使った方が良いのか迷っているという方は多いと思います。
コルセットを使ったら腹筋が落ちてしまうのでは?と思って使わない様にしていると言う意見を良く聞きます。
今回は、コルセットの効果や正しい付ける期間・位置などをお教えしていきます。
コルセットで得られる効果
①骨盤と腰の背骨の動きを抑制し制限する事で、余計な腰への負担が減る
➁腰の背骨が安定することで、余分な姿勢を支える筋肉の緊張が緩む
③腹圧を高めて腰の背骨を安定させる
コルセットは、筋肉の代わりに骨盤を安定させてくれる物です。
骨盤を安定させる事で痛みを軽減させます。
コルセットを使った方が良い人
強い痛みが出た時、コルセットを使うか迷ったら下記の項目を確認してみて下さい。
①立ってるだけで腰痛がある人(立ち続けるだけで腰痛が出る)
➁ヘルニアなどでお尻から脚にかけてしびれがある人
③夕方から夜にかけて特に痛みが強くなる人
④長年腰痛を繰り返して、慢性化している人
この4項目の内、1つでも当てはまる方はコルセットを使った方が良いと思います。
コルセットを使うと筋肉は低下するの?
実際、コルセットを使う事で腹筋の筋力は一部低下してしまいます。
ただ、腰痛や脚のしびれを抱えながら、我慢して生活している方が腹筋の筋力低下はもっと深刻化しやすいのです。
まずは、痛みが強い時はコルセットを使い痛みを軽減させる方が先決です。
その後、徐々に痛みが引いて改善してきたら少しずつコルセットを使う時間を減らしていくと言うのが正しい使用方法です。
しかし長期の使用は、やはり筋力が大きく低下してしまうので、なくても大丈夫な場合は、使用を控えましょう。
コルセットは、痛みの原因を取り除いてくれる訳ではありません。
必要に応じて整体などで骨盤・骨格を整えて根本から改善するのが一番だと思います。
コルセットは正しい位置に付けましょう
よくある間違いが、腹巻みたいにお腹に巻く方がいます。
これだと、骨盤と腰の背骨の動きを抑制できず、コルセットの効果が得られないので要注意です。
正しい位置は、骨盤の骨をコルセットにおさまる様に巻きます。
骨盤の横の出っ張ってる骨をしっかりコルセットの中におさまるようにしましょう。
目安として、へそがコルセットの上に出るか出ないか位の位置で大丈夫でしょう。
へその上にコルセットがしっかり被っている場合は、腹巻状態になっているので正しくありません。
最後にベルトをしっかり締めましょう。思っているよりも結構しっかりと締めてあげて下さい。
そうする事で、お腹に対してやっと外から圧がかける事ができます。
お腹に圧をかけて腹圧を高める事で腰の背骨が安定してくれます。
上の画像の様な二重で締めれるコルセットを使うとしっかり腹圧を高めることが出来るのでオススメです!!
くるしいのでコルセットを緩めていると言う方がよくいますが、これだとコルセットの効果が半減してしまいます。
なので必ずしっかり圧がかかる所まではベルトを締めてあげて下さい。
正しい位置、締める圧がそろってコルセットは、やっと効果を発揮します。
間違った位置や緩めに付けていても何の意味もありません。
正しく、使用すればコルセットはかなり使える道具です。
ギックリ腰にも有効!!
急性の痛み、ギックリ腰になった時もコルセットは活躍します。
実はギックリ腰になった時、ベッドでずっと安静にするよりも、出来るだけ日常生活を過ごして動いていた方が断然回復が早くなります。
しかし、痛みで動けない方が大半ですよね。
そこでコルセットの出番です。
コルセットは腰の動きをサポートするだけでなく、適度な圧迫で炎症や腫れを抑えてくれます。コルセットを使う事で痛みを抑える効果があるので巻けば動けるという場合は使ってあげましょう。
ただし、コルセットを使わず動くことが出来るのであれば、その方が改善が早いので、コルセットは痛みがある程度治まったらすぐに外してください。